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AIを使った実装で、BONOをノーコードサービスからNext.js製のサイトにリニューアルした。始めてから大体1年半かかった。
長かった。
今ではSupersetを常に開いて並行でエージェントを走らせて仕事をするのが当たり前になったけど、リニューアルを始めた頃はそんなことはなかった。というかめちゃくちゃ苦手意識があった、黒い画面に。
今日はそんな憂鬱の先になりたい普通が存在するのかもなというエモい皮を被らせて、AIを使ってサービス実装してリリースまでやったぜ!をここに記す。
うまくいかない憂鬱を抱えるすべての人へ送る。
1年半前、ReplitからはじめてLovableを使ってAIを使った実装をしていた。
エンジニアさんがやっているようにモデルを使ったコーディングより、なんとなくこういうGUIベースのサービスの方が非エンジニア的には主流になるんじゃないかと思ったからだ。
でLovableに月2万ぐらい多分課金していた。
エンジニアを雇うお金だと思えば安いだろうと思ってあまり躊躇をしてなかった。AI使えばこんなことできます!みたいな情報が出回り始めた時だったけど、思ったより実装がうまくいかない。
BONOはStripeを使ってコンテンツを出し分ける機能が必須のサービスなんだが、Stripeの課金とアカウントの紐付け、プラン別の分岐がうまくいかない。
Stripeのドキュメントを読ませて、計画も立てたけど、何故だかうまくいかない。
今思うとそんなこともできないのかよ頭の良いAIを使っているのに!?なんて思うわけだが、当時の俺もそう思っていた。
「なんでやねん!!!!!」と。
寝る前に今のバグを詳しくドキュメントに記して、1つずつ計画を立てて潰してね〜!とお願いして寝る。
朝起きて期待を胸に確認すると、アッチは直ってコッチはバグってるみたいなことが1ヶ月以上続いた。
こんなにお金を払って時間を費やして、なんで1個も進まないんだ!!どうなっているんだ!!この〇〇!!!と何度思ったであろうか。
危険な状態になっていた。
当時ジークアクスが放映されていて、土日はBEYOND THE TIMEを聴きながら五反田のJPビルディングのタリーズでAIと格闘する日々が続いた。
You belong me、さよならを言いたいAIに惑わされる日々に。
ジークアクスは最終回を迎えた。
「何回やってもうまくいかねえ、けどFigma MCPですぐにスタイル実装はやってくれる!すげえ!」みたいな話をする会が当時あって、その時にみやぽんに話したら、「今はClaude Codeだよ」と言われた。
知っていた、Twitterを見ればみんなClaude Codeと言い始めている。
いやでもモデル変わらんしLovableでいいんじゃないんか、なんか思想も好きになってきたし。てか難しそうだしエンジニアが使えばいいんではって思っていたのだが、変わらず実装がうまくいかないAIへのイライラと憂鬱が溜まっていたので、心機一転、使ってみることになった。
Cusorを開いて、Terminalを起動してそこでClaude Codeを走らせる日々が始まった。
そしたらどうだろう、なんかわからんけど、うまくいき始めた。
今でも何が原因だったのかよくわからない。
Lovableが持てるチャットコンテキストの範囲が狭すぎたのか、Claudeのモデルがアップデートされていたのか全くよくわからないがうまくいき始めた。
最初はCursorを開くこともターミナルでチャットすることもめちゃくちゃ億劫だった。だってよくわからないのだ。
今までやってきてないことなのだ。UIもお世辞にも使いたいと思えないし、なんか感覚が鈍る(なんの?)が嫌だったのだ。
でも開発は前に進んだ。だんだん使い続けることでむしろGUIベースのAIサービスがありえないものに変わっていった。
You can change your futureの瞬間である。
情報格差ではなく行動格差であるとはすがけんさんが言っていて、本当にそうだなと思っていたけど、AIを使うとさらにそれが強まってしまったなと感じている。
今ではモデルも賢くなって、常に黒い画面を開いて並行でタスクを振ってプロトタイプや機能開発、分析、などなどやってくれるのが日常になった。
Lovableと対峙していた日常とは少し違う。
たかだか1年でも仕事のやり方だけは変わってしまったとは思う。
ただ本質は変わったのか?と言われると、自分はBONOの運営者として、つくる人として、変わらず解けない問いに悩まされている。
能力は拡張したが、成果が上がっているかというと自信を持つことはできない。
今回のリニューアルも1番はAIに働いてもらうための技術の移行が最大の理由。掲示板や進捗、オンボーディングなど、前の技術では時間のかかることの実行の時間は明らかに減る環境を手にすることができた。
問題はここから何を目的に進めていくか。どういう価値を目指して、本当にそれを形にできるのか?というプレッシャーだ。
技術の導入や仕組み化なんて凄そうな話はいろいろあるが、その先にある価値を生み出せないと1人運営のゲームはそこで終了してしまう。
リニューアルしました!ドヤ!!どーん。といきたいところだけど、こんな調子なのでそういう内容を書けるイメージはわかず、こういう記事を書いてみた。
この話を書きながらただ伝えたいのは何事も最初は憂鬱なのだ。
自分の才能のなさや、アホさに自信を失いイライラしたとしても、試行錯誤を止めなければおそらく少なからず前進はする、はず。
AIの方が前進が早かったとしても、そもそも人類と機械が同じところを目指す方がおかしいのである。と思って最近は藤原ヒロシさんの本を読んでいる。
スタートアップが死ぬのは止まった時だ、続けるやつがどこかで勝つ。なんてよく言うが個人的にはこれを信じたい。もちろん試行錯誤をする前提で。
「このサービスはほんまにおもろいし必要なのか?」という得体の知れない課題や悩みに向き合っているが、この憂鬱を乗り越えると、また違った何かが見えるのかも知れない。
傷つくと同じ回路を辿ることで新しい傷から避けようとする、という映画をシルバーウィークに見たが、ドラマチックにビヨンドザタイムできるよう、旅路を楽しむしかないのである。
おわり
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お知らせ
新しいコーストレーニングを出しました。AIもいいけどユーザーはどんな状態になりたいのか?その体験のために何をデザインするのか?ってトレーニング作りました。うちのメンバーはマストでこれを習得させマッスル。
「ペルソナ中心のUIデザイン」
ユーザーがなりたい状態と、その体験を実現するUIを考えるトレーニングです。
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