
ペルソナ中心のUIデザイン

プロトタイプが完成すると「できた感」があって満足しがちです。でも、なんとなく画面を眺めて「良さそう」で終わってしまうと、ここまで積み上げてきた流れがもったいないですよね。
このセッションでやるのは、答え合わせではありません。ここまで考えてきた仮説を一度形にして、実際に触って、学びを得ることです。
課題の捉え方、ユーザーのゴール、理想体験、UI。ここまで作ってきたものは全部まだ仮説です。当たっているかどうかは、正直リリースしてユーザーが使うまで分かりません。だからこのセッションのゴールは「当てること」ではなく、触ってみて分かったことから、次に詰めるべきテーマを見つけることです💡
👉 プロトタイプはUIをチェックするためだけのものではなく、ここまで考えてきた仮説全体から学ぶための道具です。
この4つが揃えば、次のサイクルに入れます。
お題「BookShelfの投稿体験の提案」で言うと、この回でやるのは提案の検証にあたる部分です。
前回のセッション2で作った、3パターンのプロトタイプとデザイン要件を持って入ります。この2つがまだ手元にない人は、先にセッション2を終わらせてから来てください。
自分のお題で進める人へ
やることは同じです。1つだけ準備してほしいのは、プロトタイプを実際に触れる状態にしておくことです。画面を並べただけの状態だと、このセッションで得られる学びが減ってしまいます。画面同士をつないで、操作できるところまで持っていきましょう。AIに手伝ってもらってOKです👌
やることは3ステップです。
全部で1時間半くらいを想定しています。
ポイントは、チェックの基準をゼロから作らないことです。プロトタイプを作る前に整理した「デザイン要件」が、そのまま判断基準になります。特に「ユーザーがどんな流れで理想の状態に到達するか」という体験の流れが、レビューの軸です。
想定した体験 → その体験を実現できているか?
この形で確認していきます。新しい物差しは必要ありません💡
このセッションの学びの量は、2つのことで決まります。先に言っておきますね。
一番やりがちなのが、デザインデータを眺めながら「ここ分かりやすいかな?」と確認することです。これはかなりNGです🙅 なぜなら、ユーザーはその状態で体験しないからです。
UIデザインは、1枚の画面だけで体験を作っている割合はかなり低いです。複数の画面や情報、操作がつながって、1つの体験になっています。だから画面単位で採点するのではなく、ユーザーがゴールへ向かう体験を、最初から最後までなぞるのが基本です🚶
具体的にはこうです。
プロトタイプの解像度が高いほど、触ったときに得られる気づきも増えていきます。
プロトタイプを触ると、どうしても「このボタンを変えよう」「情報を足そう」とUIの修正から考えたくなります。
でも、その違和感の原因はもっと前にあるかもしれません。「比較画面が分かりにくい」の原因が「そもそもユーザーが何を基準に選ぶのか決めきれていない」だったら、直すべきはUIではなく課題の捉え方ですよね。
課題 → ゴール → 理想体験 → アイデア → 体験の流れ → UI
どこに戻ってもOKです👌 むしろ「課題設定がまだ曖昧だった」と気づけたら、それはこのセッションの大きな収穫です。下流を直し続けるより、上流の仮説を見直した方が一気に解決することがあります。
1発目から完璧なプロトタイプは絶対に誕生しません。触ってみて「あれ、思ってたのと違うな」となるのが普通ですし、そのズレこそが学びです。
気づきがうまく出ない、整理の仕方に迷う、次のテーマをどれにするか決めきれない。そうなったら、途中のままコミュニティで相談してください。できてから聞く必要はないです。
セッションの最後に、自分のやったことを点検するチェック記事があります。全部クリアしないと次に進めない、というものではありません。
では、プロトタイプを歩いてみましょう🚶