FAILURE POINT 課題発見の方法
ユーザー定義

FAILURE POINT 課題発見の方法

デザイナーが既存サービスの課題を見つけるパターンを解説するシリーズです。(更新中です)
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手法別の課題発見方法を知ろう

既存サービスを題材に課題を見つける4パターンを解説

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アウトプットのフィードバックや、理解の相談、今後の学習の進め方など内容はメンバーが自由に決めてOKです💡
シリーズに関係ない内容でも大丈夫です。

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CONTENTS
さあ始めよう!👌
1-1.課題とは何か-ゴールと現状ギャップ

誰のためのシリーズ?

UXデザインを学びたい人
現場に入ったデザイナーで作るだけじゃなくサービス成長に寄与したい人
ポートフォリオでユーザー調査からデザインをしている人

こんな人向けに送るシリーズです。UXデザインの本を読んでも抽象度が高かったり、ゼロからサービスを作るのを想定にしていることがあると思います。
概念はわかるけどなかなか実践しづらい。そんな課題を解決して少しでもユーザーフレンドリーなサービスをデザインできる人を増やすためのシリーズになります

"UX"として学べること

基本的にUXという広い(とても広い)分野の中でも”サービスの体験価値を上げる”手法を学べると思います。
使いやすさのUXではなく、”何の価値を顧客に届けるか、ちゃんと届けられているのか”を提案したり測定する考え方が身につけられると思います。

UXという言葉をあまり多用したくないのですが基本的には以下のような順番でUIをデザインすることになります。
このシリーズでは"1~2"を特定、想像することで改善点=課題を見つけることをサポートしていきます。
1.誰のためのサービスかを定義する
2.その人の困りごとは、ニーズは何か
3.それに対してどんな価値を提供するのか
4.具体的にどんな形で提供するのか(UI)

1.既存サービスで課題を見つけるとはどういうことか

“ゴールと現状のギャップ”で課題を見つける。解決することでポジティブな感情を生み出す。

  • ゴールの把握がとても大切
  • ユーザーの感情を動かすためのデザイン。そのためのゴールと現状の把握

2.課題とアイデアを出すために

【現状把握】

  1. ゴールの把握
  2. 現状の把握
  3. ゴールに対して今どういう行動をしているかの把握

【ギャップの把握】

  1. ゴールに対しての行動に困りごとはないか
  2. ゴールがそもそも間違ってないか、伝わってないのでは
  3. 現状把握は間違ってないか、違う方向性を示してないか

3. 例:デザインを学べるサービス

【よくある間違い】

①俺のコンテンツは現場ベースだしマジで学べる!

  • →ユーザーのゴールは?現場を知りたい?ならOK
  • 大体は”UIデザイナーとして転職したい”
  • ゴールに対する道のりが不十分

②現場ベースのコンテンツだからいいのか?

  • 現場でいつ使えるんだっけ?
  • ユーザーさんのゴールに沿っているか?(現場で〜な困りごとがありそれが可能になると生活〜〜変わる
  • XXXができるようになる。はイマイチ。できるようになるからどうなる?→ デザインに自信を持てることが嬉しい=ゴールの場合も

③それで数字は上がるのか?

  • チームとして追っかけている数字に直結する改善になっているか?

4.まとめ

  • 課題とは「ユーザーゴールに対して、提供している道のりを良くする視点」で見つける
  • ゴールが大事
  • 行動のフローを分解すると現状課題は見えやすい
  • チームや組織の数字を無視することはできない

他の動画では手順を1つ1つ組んでいきます。

08:35
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1-1.課題とは何か-ゴールと現状ギャップ

1-2.シリーズの目次説明

方法は好きな順番で観れます

目次の前半まではサマリーと前提についての動画です。
4つの方法論に関してはどの順番からでも見ることができます。

04:12
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1-2.シリーズの目次説明

1-3.サービス課題を発見する4つの方法

行動フローで見つける

  • 既存サービスの行動フローを整理。各フローにギャップがないかをチェックしていく
  • 特定の画面で意味がわからずに離脱している
  • 1番使うと価値が実感できる機能が認知されていない
  • 機能を使おうとするが使い方がわからずに離脱しているなど

ユーザー像から見つける

  • 対象にしているユーザーさんの解像度を上げる
  • 現状の生活、サービスを使うモチベーションやゴールを把握する
  • 実際にサービスを使っているユースケースを理解する

これらとサービスが現状提供している価値にギャップはないかを把握する

代替手段から見つける

  • ユーザーのゴールに対して代替の方法をとってやっていることを調べる
  • そこから改善や、より良くゴールに迎えるヒントを見つける
  • 例:英語学習、一人で続かない人はTwitterで同じ境遇の人を探している
  • B/43はジップロックなどで現金をポケット管理しているところからヒントを得た
  • BONOはDailyUIなどが活発なところから短く/ゴールが明確で取り組める学習方法にニーズがあることを知っている

コアユーザーの体験から見つける

  • 継続してサービスを使ってもらいたいのが普通。それでは継続しているユーザーが持っているポイントと、継続しているユーザーには行動の差があるのではないか?
  • 継続ユーザーがハマったきっかけ、使い続けている理由を、初期ユーザーがより到達できるようになれればいいのではないか?
  • ゴールにいる人と、スタート地点にいる人のギャップで見つける

11:04
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1-3.サービス課題を発見する4つの方法

1-4.デザイナーが貢献することは?

貢献するもの

  1. コミュニケーション
  2. プロダクト体験
  3. サービス体験

1.コミュニケーション

  • サービスや機能と適切にコミュニケーションする
  • 例:グラフィック、コピーライティングを通してサービスや機能価値の認知を正確に届ける
  • 認知
  • リリース / LP / OGP画像 / 図解 など
  • プロダクト
  • 何の機能か?プロダクトか
  • 何をして欲しい画面か
  • なぜエラーなのか

2.プロダクト体験

  • ユーザーのゴールに対してシステムを提供する。その間を”1番シンプルに””適切に扱えるよう”にプロダクトをデザインする
  • 例:
  • ユーザーの気持ちに寄り添った画面フローの設計
  • 不要な手順を省く
  • 手順の中で離脱が多ければ解決する
  • 自分の手足のようにソフトウェアを使えるように設計する

3.サービス体験

  • ユーザーのゴールに対してより良い価値提案をする
  • UIに縛られない。ゴールを達成しやすくなり、サービスや組織の方向性と合致しているWinWinな提案を定義し、実行な形に落とす。
  • 例 : メルカリ
  • らくらく便。
  • 梱包発送たのめる便。

09:18
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1-4.デザイナーが貢献することは?

2-1.なぜあなたの提案は却下されるのか?

事業構造と合う課題発見や提案をしよう

動画で語っているドキュメントはこちら

https://takumikai.notion.site/1-ab3cd6f80e6845f4bb9127f11de0d207

06:05
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2-1.なぜあなたの提案は却下されるのか?

2-2.【方向性】クラシルとクックパッドはなぜ違うのか?

サービスの方向性で課題が変わる

クラシルとクックパッドを比較して、方向性の違いで取ってきた施策が違うことを理解しましょう〜!

動画で使っているFigjamはこちら

https://www.figma.com/file/ZXOpqCCPqNg2y9KlIyoYmR/2.%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E3%81%A8%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%81%A8%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB---%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E6%8F%90%E6%A1%88%E3%81%AF%E9%80%9A%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F?node-id=9%3A693

12:16
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2-2.【方向性】クラシルとクックパッドはなぜ違うのか?

2-3. KPIと課題 -BONOはなぜロードマップ注力するか?

事業の目標を紐解いてプロダクトと関連付けよう

事業数字に対して、プロダクトでどう貢献できるのか?ユーザーのニーズや課題とどうリンクするのか?
これを考えられるようになると課題リサーチや提案の質がグッと上がります。

いきなり理解するのは多分無理です。なので、自分が普段使っているサービスを例に分解する癖をつけましょう。
分解できてくると「あ〜だから新しくこういうことやってるのかな?」というのが予想をつけられてきます。

あんまりここは学問で学ぶより、実際に身の回りにあるサービスで考えて事例理解した方がわかりやすいと思います。

ぜひ動画でBONOを例にやっているので、参考にいろんなものを見る目を養ってください。
UX〜や、プロダクト施策に生きてくると思います。

15:17
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2-3. KPIと課題 -BONOはなぜロードマップ注力するか?

3-1.ゴールまでの思考と行動の課題を見つける

結論:行動フローで課題を見つけるとは?

□ どういう手法?

・ユーザーの行動や心情と解決策を詳細に把握する手法です

・現在ユーザーがとっている行動や心情、それに対し提供している解決策の現状を把握できます

・個人的には最も様々な場面で使用する手法です。

□ どういう時に使う?

これからデザインする対象の必要な要素を洗い出す時に使えます。

①既存の機能

・ゴール到達までに提供する体験整理や、課題や改善点を見つけるに使う
・例:メルカリに関わっているとして、”出品率”を上げるために出品フローを見直す

②新しい機能/サービスを作る
・新しくデザインする時に、”何が必要だっけ?”の明確化にも使える
・明確にしつつ、ユーザーヒアリングを通して”どういう道を辿るとゴールに辿り着きやすいか”を把握しやすい
・例:BONOの検索機能を作るなら、”いつ検索したいと思い”、”何を検索できると良いか”などを流れで整理

□ 何が得意?不得意?


🙆♂️得意
B : 機能を使えるか:操作しやすさの課題発見

不得意:
ゴールがいまいちな場合はいくら改善しても意味がない

行動フローで整理するメリット

・行動フローを書くと”ゴールの状態までに必要なもの”がわかります
・行動フローを書くと、”ゴールに対して、この機能や表示は改善できるな”という思考になりやすい

https://www.figma.com/file/VnkSjou2VV2HQOaCdncYKT/サービスの状態定義のマップ?node-id=2%3A115

フローの書き方。

決まりではないですが大体こんな感じです。この後の動画で詳しく解説していきます。

現場で使うイメージ

A : 例=ある機能の改善をすると決める

機能の使い始め
→終わりまでの流れを分析する
(例:メルカリの出品フロー)

B : 例=目標状態までの課題を見つける時

ある状態になるとユーザーは価値を感じるとわかっている
その状態に至るまでのフローを分析する
(例:Twitterでフォロー数が100行くと初回継続率が高い傾向にあることがわかってる時)

□ 具体的な使うイメージ

行動フローで課題を見つけるのはこんな時に使えると思います。
カイクンはフローで整理して、デザイン要件を整理します。

  • はじめて関わるサービスでフローを把握。課題仮説を出しておく
  • 上げたい数値に関わる行動フローを書き出して課題を出す
  • 自分の作成した機能をフローで再整理。改善ポイントを出す
  • リデザインお題を見つけるときにフローを整理して、課題を出し、解決する
  • 機能要件を伝える時に行動フローで整理。今の課題も伝える

関係するUXの知識

UX系の文献で出てくる以下の手法などが関係します。よくいうとエッセンスを抜き出してどう使うかを解説していきます。

・カスタマージャーニーマップというのを書く話に似た話
・ユーザビリティテスト
・ユーザーリサーチ : 現状とっている行動の観察

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3-1.ゴールまでの思考と行動の課題を見つける

3-2.行動フローを書いてみよう

この動画で伝えたいこと

  • 行動フローの目的:行動フローは改善したい体験/手段の現状をユーザーになりきって把握する方法
  • なんのため?:課題を見つけるために現状を客観的に捉えるための手法(書けば良いわけではない)
  • ポイント:「現在〜ゴールまで」の心情や行動を細かくフローで書き把握するのがポイント
  • 書き方:自分で仮説を出すのも良い。ヒアリングして客観的に把握するのがベスト

行動フローを書いてみよう

お題 : 実際に分析したいサービスを決めて行動フローを書いてみよう。
(30分。時間とサービスを1つ決めてやってみよう)

今回の動画の内容を真似してサービスの「行動フロー」を完成させてみましょう。
題材は何でもOKです。あまり使ったことのないサービスより、長い時間利用したことのあるものが良いでしょう。

動画ではBONOを題材にします。「メンバー登録する」をゴールに、現フローを分析します。

観てるだけだとやった気になってしまうのでぜひやってみてください。

行動フローの書き方

BONOで登録するまでを事例にフローを書いて整理してみましょう。

  1. 調べたいこと+”ゴール”を設定する
  2. 思考と行動の流れをできるだけ細かく書く(可能ならフェーズで区切る)
  3. 各フローの具体を貼る
  4. 各フローで運営的にはやってほしいことを書く

具体例はこちら

できればヒアリングで実際の人がどう感じるか、なども含めて行動フローを把握していくがベストです。

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3-2.行動フローを書いてみよう

3-3.行動フローで課題を出そう

課題を出してみよう

お題:前回書いた行動フローをもとにサービスの課題を出そう
(30分。時間を決めてやりましょう)

・フローを書いたサービスの課題をできるだけたくさん出してみよう
・出した課題の中で重要度の高いもの上位2つに絞ろう
・絞った理由も書こう

フローを使って出る課題の種類

これしかない。と言い切れませんがパターンはあります。
手法を道具だと思って基本的な使い方をまずは身につけましょう。

1.自分達の想定と、ユーザーさんの想定とのギャップ

  • 使い方がわからない
  • 必要なことが足りてない
  • 伝わってない
  • ユーザーさんがやりたいことと違う

2.自分達がやらねばならぬことと、現実とのギャップ 

  • XXXを伝えたいが、伝わってない
  • 例:課金プランの納得感を産みたいが、埋めてない。想像できない。

フローで課題を出す方法

サービスの行動や心情、今の解決イメージと運営の想定をまとめたら次は課題を出していきましょう。

基本的には以下の流れです。

  1. 使う人が実際に感じそうなことを書き出しましょう
  2. 「1」に対してなぜそう感じるのかを書き出しましょう
  3. 負の感情=現状とのギャップがある場合は課題として書き出しましょう

行動フローでまとめた「現状」に対して、実際に人が感じることをまずは書きます。
そのギャップ(いや、こんな上手くいかんやん?etc)が課題であることが多いです。

このギャップを見つける切り口は2つあります

①自分で想像して”仮説”を立てる

②ユーザーヒアリングを行い行動を観察する

できれば②をやった方が思い込みがなくなりやすいです。余力があればお題でヒアリングにトライしてみましょう。

使うイメージ

行動フローで課題を見つけるのはこんな時に使えると思います。
カイクンはフローで整理して、デザイン要件を整理します。

  • はじめて関わるサービスでフローを把握。課題仮説を出しておく
  • 上げたい数値に関わる行動フローを書き出して課題を出す
  • 自分の作成した機能をフローで再整理。改善ポイントを出す
  • リデザインお題を見つけるときにフローを整理して、課題を出し、解決する
  • 機能要件を伝える時に行動フローで整理。今の課題も伝える

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3-3.行動フローで課題を出そう

3-4.お題-サービス課題を行動フローで出してみよう

お題 : サービスを1つ選んで、行動フローを書く→課題を発見してみよう

動画で解説したことをもとに、サービスを決めて行動フローを書いてみよう。

・自分のサービスや、長く愛用しているサービスを選んで分析してみよう
・行動フローを書くと”ゴールの状態までに必要なもの”がわかります
・行動フローを書くと、”ゴールに対して、この機能や表示は改善できるな”という思考になりやすいです

□ やり方■

  1. 手順に従って行動フローをまとめる
  2. 適当にやらず、できるだけ細かく書く
  3. 可能ならヒアリングも実施する
  4. 発見したギャップ=課題をできるだけ多く出しみる
  5. 課題を改善するアイデアの提案を考えてみる
  6. フローの”分析記事”としてブログを書いて発信してみる

下で説明している手順を段階と捉えてチャレンジしてみましょう!

例えば↓

  • 時間のない人は「1~4」のフローを書くところまでやる。
  • 時間があれば「5」もやってみる
  • フローをまとめた後に「課題発見」にチャレンジしてみる。
  • さらに時間があれば、改善点の提案まで考えてみる

行動フローを書くことでサービスを具体的に把握できるようになれる体感を得ましょう!

行動フローの分析手順

以下の手順を参考にして実際にやってみよう!

※最低4まではやってみましょう!

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3-4.お題-サービス課題を行動フローで出してみよう

4-1.ユーザー像とサービスのギャップから課題を探す

ユーザー調査から課題を見つける3つの視点

サービスを使ってくれているユーザーを理解することで課題を見つける方法について話していきます!主にユーザーリサーチと呼ばれる分野や手法に関する内容です。

ユーザー像(ペルソナと呼んだりする)をまとめること、認識することはサービスづくりにおいて重要な基礎になります。ユーザー像をまとめることで主に3つの方向性で課題を見つけることができます

  1. ゴールがズレている(ユーザーが達成したいこと、サービスで提供していること)
  2. 現状の行動から大きく違うサービスを提供している
  3. 提供している手段に課題がある

一概にこの3つしかないわけではないですが、大枠この3つです。

改善するときに限らず、サービスや機能を企画する時、ヒアリングをする時にも生きてくると思います。

それぞれ解説してみます。

1.ゴールがズレている

生活レベルで欲しい”結果=ゴール”が、ユーザーとサービスでズレていることがあります。

実際に僕が作っていたサービスであった事例を話します。

▼ 例:個人で頑張っている人がネットで自分のこととサービスをまとめられるWebサイトが簡単に作れる

・ユーザー:お客さんをより多く捕まえたりなどをして収益を上げたい(そのためのサイトが欲しい)

・サービス:簡単に自分のやってることがまとめられるサイトが作れることを提供

動画で詳しく話していると思いますが、これは大きな方向性の違いです。

簡単にサイトが作れる!の体験を突き詰めてもユーザーがコアに使ってくれることはありません。

2.現状の行動から大きく違うサービスを提供している

サービスが使われる、継続されるというのはかなり難しいです。これを実現するためにもすでにユーザーが行っている行動に乗っかっている体験というのはかなり重要です。

例えばBONOは動画をメインにしています。逆にいうと書籍や文字で十分分かる分野でBONOが提供している内容を届けてもあまり意味をなさない可能性が高いです。

ただ、デザインという特性上これが成り立つと思っています。(特に初心者の人にとって実際にデザインしている様子がわかるというのは強力なコンテンツなのではないかと思っています。)

現状提供している・考えている機能が届けたいユーザーの行動と大きくズレてないか、同じ文脈に乗っているかをリサーチしてサービスづくりのヒントにすることができます。

これをやるためにも以下をヒアリングなどで調査をすることが大切です

・サービスを提供したいゴールに対して、ユーザーは現在どんな手段をとって、どんな行動を取っているのか

→ユーザーの行動フローで整理してヒントを得ていくと良いです

例:テックリテラシーの低い人なのに、高い人が慣れている言葉や動作を提供してしまっているetc

3.提供している手段に課題がある

シンプルに提供しているサービスのフローの中に課題があるのかを調べると出てくる課題です。

例えば動画のアップロードサービスを提供しているが、数字的にアップロードまで到達する人が少なかったとします。

その場合は実際にユーザーさんが使っている画面を見せてもらって何に戸惑っているのか、わかりづらい原因は何か?を直接ヒアリングして調べることが有効です。

以下のことをすると良いです

・提供したい手段の最初から最後までを細かくフローとして書く

・各フローごとの課題やわかりづらい部分を書く、調査する

次はこれらの課題を見つけるのに役立つ”ユーザー像のまとめ方”について解説していきます!

11:49
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4-1.ユーザー像とサービスのギャップから課題を探す

4-2.ユーザー像のまとめ方【ゴールが大事】

ヒアリングなどを通してユーザー像をまとめます

この動画ではユーザー像(ペルソナ)のまとめ方を話しています。

まとめ方:現状-手段-ゴール

この図を参考にして話していきます。基本的には以下の3つのポイントをまとめていくことでユーザー像を具体化していきます

1.現状-その人がゴールに対してどんな生活をしているのか2.手段 - ゴールに対して取っている行動や手段はどんなものか3.ゴール - それを解決することで得体結果は何なのか

この3つを基本的にはまとめます。

特に手段については深く「ユーザーの行動フロー」を書き上げることが大事だとここでは考えています。他の動画項目と被りますが、”どんな手段を今とっていて、どんな感想や課題、ニーズを持っていそうか”まで調査することでヒントを多く得ることができます。

https://www.figma.com/file/VnkSjou2VV2HQOaCdncYKT/サービスの状態定義のマップ?node-id=2%3A113

ヒアリングする際に聞くこと

以下の3つを主に聞くと良いです

1 : その人がどんな人か ~ ウォーミングアップも兼ねて

2 : サービスに関することを生活の中でどうしているか

3 : とっている手段について聞く

4 : 自分達のサービスをどう使っているか聞く

ざっくりですが方向性はこれらになるかと思います。

▼ ポイント

・取っている手段の課題や印象、ニーズなどを明らかにする・まとめるシートをイメージしながら聞いていく・事前に立てておいた仮説や予想を聞いていく

よくある失敗

1つ目はペルソナ、ユーザー像で人のカテゴリを切ることだと思っているパターンです。特にペルソナというと以下のように考える人もいますが間違いです(あまり正解とかないのですが、役に立たないという意味です。)

・20代後半男性・キャンプが趣味これは人のデモグラを定義しているだけでサービスづくりのヒントにはほとんどならないと思います。

2つ目はまとめるだけで終わってしまうパターンです。

ユーザー像を設定してもそれを使わないと意味がありません。前の動画や他の動画も参考にして「ユーザーの現状とゴール」と「サービスが提供しているもの」を比較してギャップがある点を考えてアイデアを出していきましょう

次は実際にヒアリングのコツについて紹介していきます。
ヒアリングを成功させてユーザー像をしっかり埋めていきましょう。

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4-2.ユーザー像のまとめ方【ゴールが大事】

4-3.ヒアリングのコツ

ヒアリングのコツを紹介します

はじめての人にヒアリングをしろ〜と言っても何をやったらいいのやら。となるかもしれません。こうやるべし。という答えは正直なく”何を知りたいのか、知るべきと思っているか”によって聞くべきことが変わります。

が基本的に課題を見つけるという方向性に立った場合は”ユーザーの現状を把握する”を基本的にやると良いでしょう。

このことを基にしたヒアリングのコツをこの動画では紹介します。

ヒアリングで聞くこと

前の動画で”ユーザー像”を作るためにヒアリングをすることを話しました。基本的にはシートが埋めることがゴールになります。がシートを埋めるが目的にしてはいけません。

ヒアリングで知るべきことを大きく定義すると以下になります。

1.どんな人
2.ゴールに対して取っている手段
3.手段をフローで思考の流れを含めて理解する
4.ゴールに対する行動の中でどんな不満や課題、ニーズがあるのか聞く
5.手段を通して得体”結果=ゴール”は何か
6.自分達のサービスをいつどこでどういう風に使っているか

これらをヒアリングしたものをもとに、ユーザー像を定義していきましょう。

聞く前に仮説を立て台本を作る

ヒアリングをする前に可能なら以下のことをやると良いです

1.仮説を立てる
2.台本を作る

仮説を作るというのはヒアリングでヒントを得たいこと、明らかにしたいこと、検証したいことを事前に決めておくことです。

台本はそのまま使うというよりは、”こういうことを聞くと有益なヒントが得られそう”を実現する質問集のようなニュアンスです。当日は聞きたいことをQA方式で聞くと深く相手のことを理解しづらいでしょう。

聞く人を選ぶコツ

ヒアリングをするときにヒアリング対象者を選びます。自分のユーザー雑煮ピッタリな人を探せると最高ですがなかなか難しいと思います。

なのでドンピシャじゃなくても”サービスの提供したいゴールが同じ人 / 必要な行動を取っている人”から聞いてみるのをお勧めします。

あまりにも自分達のユーザーからかけ離れそうな人は避けるべきですが、ゴールが同じでそれにまつわる行動を取っている人の話からヒントを得ることは十分にできると思います。

例:買い物→料理の余り物を減らすサービス(ゴールは節約)

ー 週に自炊を3~5日以上する人(実際に買い物をする人)ー 余り物を減らすような献立立てている人(ドンピシャ)ー 節約を意識して週1は料理している人(ゴールが同じ)

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4-3.ヒアリングのコツ

4-4.ユーザー像のまとめ方と課題発見

ユーザ像をまとめる/課題を見つける

この動画ではヒアリング後にユーザー像をまとめるコツについて話します。コツというかヒアリングから考察しながらシートを埋めていくコツです。

その前に基本的なイメージを書くと基本的には共有しているシートに定義するという作業をして1人1人まとめていきます。最終的にはサービスとして対象にするユーザー像を何パターンかに抽象化します。

まとめることによって自分達が考えていることのギャップを見つけたり、ゴールに対して満たせてない部分を見つけられたりするはずです。

事実と自分達の考えは別で整理する

ヒアリングをしていると実際にユーザーさんが言ったこと、取っている行動と、自分達の間が(時に妄想)が一緒になってしまうことがあります。

なのでまずは「事実」と「考え/推測」を別々に整理します。

やり方としてはまずは「事実」を整理します。そこから考えられる仮説、サービスの改善やアイデアに使えるものを書き出していきます。

まとめる項目はシートに沿う

事実

・サービスに関わるものでどんな生活をしているか

・最近の出来事

・どんな手段をとっているか

・手段を選択する際の考えや価値観

※できるだけ詳細に。その人になれるぐらい書く

行動

・手段別にまとめる

・手段をとったきっかけ

・手段を取る思考と行動フローをまとめる

・フローに対するポジティブな面や課題についてまとめる

ゴール

・手段を取る理由などからその先に得たいことを推測する

・結果がゴールであり、手段はゴールではない

これらの項目に対してできるだけ詳しく聞くし、まとめる。

事実とアイデアを全ての項目に対して分けると良いです。

課題を見つける

最初の動画で話した課題を見つける3つのポイントを参考に課題を見つける

  1. ゴールがズレている(ユーザーが達成したいこと、サービスで提供していること)
  2. 現状の行動から大きく違うサービスを提供している
  3. 提供している手段に課題がある

サービスに必須/重要度が高いものを抜き出す

まとめた後はいろんな情報が飛び交っていると思います。この中から「最低限はここは実現体験提供しないといけないポイント」「ここを実現できると幸福度が高いポイント」を絞ることもやりましょう。

鳥の目になって俯瞰して1番大事な部分を定義しておくことで迷わずにヒントをサービスデザインに活かせます。

08:54
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4-4.ユーザー像のまとめ方と課題発見

4-5.お題:ユーザー像を定義しよう

お題に挑戦しよう

ユーザー像のまとめ動画を観て自分でもトライしてみましょう。
最初はいきなりヒアリングできなくてもOKです。自分で相手の視点に立って書いてみましょう。

お題
サービスを1つ選んで、ユーザー像を具体化してみよう

▼ ポイント

  • 自分のサービスや、長く愛用しているサービスを選んで分析してみよう
  • どういう人が、どんな結果が欲しくて、どんな手段をとっているのか。を具体化しよう(ユーザー像の具体化)
  • 可能ならヒアリングをしよう。
  • まずはヒアリングなしでも、自分で仮説を立てて書いてみよう

ユーザー像のまとめを通して、自分目線ではなく相手になりきれるように細かく相手のことを定義してみましょう。

ユーザー像のまとめ方

ヒアリングをしてまとめてみるのがベストです。が、いきなりは難しいと思うのでまずは自分の仮説でまとめるやり方からでも始めてみましょう。

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4-5.お題:ユーザー像を定義しよう

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【UXデザイン】リサーチ/ユーザー定義
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