こんにちは!
今回は、未経験からUIUXデザイナーに転職されたHanzoさんのお話を、できるだけ詳しくお伝えしていきます。
これからデザイナー転職を考えている方に、具体的なイメージを持っていただければと思います
──まずは、これまでの経歴を教えていただけますか?
「はい。大学卒業後、国家公務員として経理の仕事をしていました。ただ、1年ほど働いた後に体調を崩してしまって。そこで一度退職し、その後、学生時代にバイトしていた大手コーヒーチェーンに戻って、バリスタとして働いていました」
──その頃からデザインには興味があったんですか?
「実は大学の就活の時から、デザイナーっていいなって思っていたんです。でも、その時は行動に移せなくて...。でも、カフェでバリスタをしている時に、大きなきっかけがありました」
──どんなきっかけだったんですか?
「お店でポップを書く担当になって、サステナビリティに関する情報発信をする機会があったんです。例えば『カップの再利用ができます』とか、『こんなエコ活動ができます』といった内容を、3回くらいに分けて発信しました」
「そのポップを見てお客様の行動が変わっていくのを目の当たりにして。『デザインって、課題解決の手段なんだな』って強く実感したんです」
「それと並行して、実はちょっとWebライターの仕事もかじっていたんです。そこで『いくら良い文章を書いても、デザインが良くないと見てもらえない』ということも実感して。それなら私、デザインの方をやりたいな、って思ったのがきっかけです」
──バリスタのお仕事はお好きだったんですか?
「すごく好きでした!でも、正直なところ体力勝負な部分があって。これを長く続けていくのは難しいかなって思うところもありました」
──それで、デザインの勉強を始めたんですか?
「はい。まずは2023年4月にグラフィックデザインの夜間専門学校に入学しました。グラフィックもWebデザインも学べる学校を探したんです。ただ、Webの授業は2年生からのカリキュラムだったので」
「朝はカフェで働いて、夜は学校に通う生活が始まりました。当時は、デザインの基礎であるグラフィックと、今主流のWebができたらいいなって程度でした」
──その時点では、まだUIUXデザインには触れていなかったのですか?
「全然知りませんでした。でも、クラスメイトの中に既にデザイナーとして働いている方がいて。その方に『今はFigmaが主流だから』『UIUXの需要があるから勉強した方がいい』とアドバイスをもらって」
「ちょうど私もWebの勉強をもっと早くしたいと思っていた時期で。その方からBONOのことも教えていただいて、まずはYouTubeの無料コンテンツを見てみることにしました。」
──UIUXデザインを知って、どう感じましたか?
「二つありますね。まず『デザインが動くのが面白い!』と思って。カフェでバイトしていた時も、ユーザー体験を作るという実践版をやっていた感じだったので、それをインターフェースを通じてやれるのが魅力的でした」
「もう一つ大きかったのが、論理的にデザインができるという点。私、大学時代にディベート部だったこともあって、何でも作っていいよ!というより、『こういう理由だから、こう作る』というプロセスの方が自分に合っているなって」
──BONOの学習はどんな感じでしたか?
「もうガチガチにロードマップを一通りやりました(笑)特に面白かったのが、ナビゲーションの部分です。ナビゲーションを理解して、それからOOUIも理解すると、『あ、こういう構造になってるんだ!』って初めてUIデザインに対して腑に落ちたんです。」
「あとは、ゼロからサービスのヒアリングをしてプロトタイプを作ってみるという経験。UXとUIが初めて組み合わさったところを体験できて、それもすごく面白かったですね」
「ただ、最初は情報設計の部分が少し難しく感じました。でも、ロードマップを一通りやって、ポートフォリオを作る段階で振り返ってみたら、『あ、そういうことね』って理解できたんです。一旦学び切ってしまうことも大事だなって感じましたね」
──具体的な学習方法を教えていただけますか?
「BONOを始めた8月から、毎月の目標と前月の振り返りをnote.comにまとめていました。そこまで凝ったものではないんですが、外部に宣言することで良い緊張感を持って学習できました」
──具体的にはどんな内容を書いていたんですか?
「まず毎月、何を学べたかを書いて。その後、次の月何を学びたいかという目標を。そして、具体的なタスクまで落とし込んでいきました。例えば『ゼロからサービスを作る』とか『ポートフォリオをブラッシュアップする』とか」
「振り返りの時は、できたものは○、できなかったものは×って、明らかに分かる形で記録していきました」
──それ、すごくいいですね。採用の話もすると、こういう記録って評価のポイントになりそう
「実は、このnote.comの記録もポートフォリオに入れたんです。『継続して計画を立てて勉強してます』というアピールができましたね。グラフィックデザイン学校での作品もいくつか入れました」
──具体的な学習時間を教えていただけますか?
「平日は1時間、週末は4-5時間くらいです。例えば、仕事から帰って少し休んだ後の午後3時半からは絶対にパソコンを開く、というように決めていました」
──結構な時間確保されてますね。仕事、学校、BONOの3つの両立は大変だったのでは?
「はい。そこで自分なりの学習ペースを作ることを考えました。学校が休みの時期に集中して勉強したり。特に2023年8月のBONO開始直後と、2024年2-3月のゼロからサービスを作る時期は、集中的に取り組みました」
──モチベーション維持って難しくなかったですか?
「私の場合、『腐ってやめることをしない』というのを大事にしていました。計画通りにいかないからもうやめよう、ではなくて。止まっても、もう1回歩き出せば続けていることになるなって気づいたんです」
「ある月はほとんど勉強できなかった時期もあったんですけど、1回でもBONOの動画見たら再開したことになるじゃん!って。疲れている時は休むことに集中して、気が向いたらやればいいやくらいの軽い気持ちで続けていました」
──それ、すごく大事な考え方ですよね。スタートアップ業界でよく『会社が死ぬのは資金がなくなった時じゃなくて、諦めた時』って言うんですけど、それに通じるものを感じます
「そうなんです。BONOを開いたら結局作ることになって、デザインを見ることになって。そのループが生まれるので、完全にやめちゃうことだけはしない。それを心がけていました」
──転職活動について詳しく伺えますか?
「私の場合、まず自分の軸を明確にすることからスタートしました。BONOさんの『デザイナーが自分に合う会社を見分ける方法』という動画がすごく参考になって。会社選びって、自分がこういうところで働きたいなって思っている軸と、会社が持っているものが重なるところなんだって」
──具体的にどんな軸を設定したんですか?
「まず、働き方の制約がいくつかありました。夜間学校があるので残業ができないことと、日々の課題への取り組みもある。そのため、フルタイムでの就業は難しいと判断して、業務委託という形態を探すことにしました」
「それから、先輩デザイナーが1人以上いること、自分が使ってみたいサービスを作っているか。あと、実は半年後に家族の都合で海外に行かなければいけなくて。そのため、フルリモートで続けられるかというのも重要な軸でした」
──会社はどうやって探したんですか?
「WantedlyとGoogle検索を使って、『UIデザイン 業務委託 インターン』といったキーワードで探しました。結構見つかりましたよ」
──応募はどれくらいされたんですか?
「10社応募して、面接は2社。内定をいただいたのが1社です。実際の活動期間は1ヶ月程度でした。7社から返事があったんですが、半年間しか日本で働けないという条件で断られたケースもありました」
「面白いのが、内定をいただいた会社は最初、グラフィックとWebデザインがメインの募集だったんです。でも、私の軸にほとんど当てはまっていて興味があったので、『UIUXメインでやらせていただきたいのですが』と提案させていただきました」
──すごい!募集要項に書いてないけどアタックするのは大切ですね
「はい。ポートフォリオのリンクもしっかりつけて、これくらい勉強していますというアピールもしました。実際の転職活動は2024年8-9月で、決まったのが9月下旬でしたね」
──BONOを選んだ理由を詳しく教えていただけますか?
「BONOの教え方が、私の学習スタイルにぴったり合っていたんです」とHanzoさんは語り始めました。
「具体的には、まず論理的な説明があって、『こういう理由があって、こういう風に進めます』というプロセスを示してくれる。その後で実際に手を動かして、最後に模範解答を確認する。この流れが、私が今まで英語やダンスを習得してきた時の学習プロセスと全く同じ構造だったんです」
──実際の学習ではどんな発見がありましたか?
「面白いのが、BONOの教材って『必要なことしか言わない』んです。しかも、その知識は『多分1回しかその時しか言わない』。次の項目でもその知識を使うことが暗黙の前提になっているんです」
「最初は戸惑いましたが、これが『自分で調べる癖』につながりました。疑問点があれば、過去の教材を見返したり、チャットで質問したり。結果的に、必要な情報は全部BONO内で見つかるんです」
「私はずっとメモを取っていて、それを自習がわりに振り返っていました。『あ、こういうやり方だったな』と思い出せる。1回学んだことを何回もなぞることが、理解を深める上ですごく大事でしたね」
──サービス制作の課題は、かなり大変だったと伺いました
「そうですね。1人でやっていたら本当に大変でした。でも、この課題で初めて本格的なフィードバックをいただけたんです」
「最初は『結構うまくできたんじゃない?』と思っていたんですが、カイクンさんから具体的なフィードバックをたくさんいただいて。そこで気づいたのが、自分が客観的な視点を完全に失っていたということ。このフィードバックを通じて、『この人は本当にUIUXの真髄を教えてくださっているんだ』と実感できました」
──真髄!笑 もっと頑張ります。ちなみにそのフィードバックで、特に印象に残っていることはありますか?
「実は、このサービス制作課題って、完璧にできることが目的じゃないんだそうです。『できなくても良くて、ただユーザー目線での理解がUXにつながればいい』というのが本質なんです」
「ただし、この経験は本当に大事で。現場ではこういった規模のプロジェクトをほとんどやらないんですが、この理解を初期に入れておかないと、後で『路頭に迷う』ことになるそうです。その意味で、本当に貴重な学びでした」
──専門学校での経験と比較して、BONOの特徴を感じる部分はありましたか?
「はい、特に『一貫性』という点で大きな違いがありました」
「学校の場合、教える人によってレベル感が全然違うんです。例えば、美大卒の先生が急にやめてしまって、新人の先生が教えることになったり。中には卒業生をそのまま講師にするケースもあるそうです。その結果、先生によって言っていることが違ったり...」
「その点、BONOは一貫性のあるカリキュラムで、同じ人が一貫して教えてくれる。これが本当に大きいです。スキルを身につけるという意味で、教える側の一貫性って本当に大事なんです」
──最後に、今後の目標を教えてください!
「世界中どこでも働けるデザイナーになりたいです。これから海外に行く機会もあるので。そのために、BONOで身につけた『調べる力』と『自走力』をさらに磨いていきたいと思います。諦めずにコツコツ頑張っていきます!」
「本当に、自分を信じて頑張れば転職できるということを、私は身をもって知りました。諦めずに頑張ってほしいです。ポートフォリオを作るところまでやれば、絶対大丈夫です!」
「特に日本のUIUXデザイナー市場は、今とても恵まれています」
ここで、現在の市場状況についての興味深い話を伺うことができました。北米では大手テック企業のレイオフにより、経験者でも職を探している状況。対照的に、日本ではDXの波で需要が伸び続けており、特に東京圏では経験を積める機会が豊富にあるそうです。
「だからこそ、今からスタートして、しっかり経験を積んでいけば、将来的な選択肢はどんどん広がっていくはずです」
いかがでしたか?Hanzoさんの1年半の道のりから、未経験からの転職を成功させるためのいくつかの重要なポイントが見えてきました:
完璧を目指すのではなく、自分のペースを守りながら着実に前進する。そして、自分の制約を逆に強みに変えていく。そんなHanzoさんの姿勢が、未経験からの転職を実現させたのだと感じました。
これから未経験転職を目指す方も、ぜひ自分らしい方法で一歩を踏み出してみてください!
こんにちは!
今回は、未経験からUIUXデザイナーに転職されたHanzoさんのお話を、できるだけ詳しくお伝えしていきます。
これからデザイナー転職を考えている方に、具体的なイメージを持っていただければと思います
──まずは、これまでの経歴を教えていただけますか?
「はい。大学卒業後、国家公務員として経理の仕事をしていました。ただ、1年ほど働いた後に体調を崩してしまって。そこで一度退職し、その後、学生時代にバイトしていた大手コーヒーチェーンに戻って、バリスタとして働いていました」
──その頃からデザインには興味があったんですか?
「実は大学の就活の時から、デザイナーっていいなって思っていたんです。でも、その時は行動に移せなくて...。でも、カフェでバリスタをしている時に、大きなきっかけがありました」
──どんなきっかけだったんですか?
「お店でポップを書く担当になって、サステナビリティに関する情報発信をする機会があったんです。例えば『カップの再利用ができます』とか、『こんなエコ活動ができます』といった内容を、3回くらいに分けて発信しました」
「そのポップを見てお客様の行動が変わっていくのを目の当たりにして。『デザインって、課題解決の手段なんだな』って強く実感したんです」
「それと並行して、実はちょっとWebライターの仕事もかじっていたんです。そこで『いくら良い文章を書いても、デザインが良くないと見てもらえない』ということも実感して。それなら私、デザインの方をやりたいな、って思ったのがきっかけです」
──バリスタのお仕事はお好きだったんですか?
「すごく好きでした!でも、正直なところ体力勝負な部分があって。これを長く続けていくのは難しいかなって思うところもありました」
──それで、デザインの勉強を始めたんですか?
「はい。まずは2023年4月にグラフィックデザインの夜間専門学校に入学しました。グラフィックもWebデザインも学べる学校を探したんです。ただ、Webの授業は2年生からのカリキュラムだったので」
「朝はカフェで働いて、夜は学校に通う生活が始まりました。当時は、デザインの基礎であるグラフィックと、今主流のWebができたらいいなって程度でした」
──その時点では、まだUIUXデザインには触れていなかったのですか?
「全然知りませんでした。でも、クラスメイトの中に既にデザイナーとして働いている方がいて。その方に『今はFigmaが主流だから』『UIUXの需要があるから勉強した方がいい』とアドバイスをもらって」
「ちょうど私もWebの勉強をもっと早くしたいと思っていた時期で。その方からBONOのことも教えていただいて、まずはYouTubeの無料コンテンツを見てみることにしました。」
──UIUXデザインを知って、どう感じましたか?
「二つありますね。まず『デザインが動くのが面白い!』と思って。カフェでバイトしていた時も、ユーザー体験を作るという実践版をやっていた感じだったので、それをインターフェースを通じてやれるのが魅力的でした」
「もう一つ大きかったのが、論理的にデザインができるという点。私、大学時代にディベート部だったこともあって、何でも作っていいよ!というより、『こういう理由だから、こう作る』というプロセスの方が自分に合っているなって」
──BONOの学習はどんな感じでしたか?
「もうガチガチにロードマップを一通りやりました(笑)特に面白かったのが、ナビゲーションの部分です。ナビゲーションを理解して、それからOOUIも理解すると、『あ、こういう構造になってるんだ!』って初めてUIデザインに対して腑に落ちたんです。」
「あとは、ゼロからサービスのヒアリングをしてプロトタイプを作ってみるという経験。UXとUIが初めて組み合わさったところを体験できて、それもすごく面白かったですね」
「ただ、最初は情報設計の部分が少し難しく感じました。でも、ロードマップを一通りやって、ポートフォリオを作る段階で振り返ってみたら、『あ、そういうことね』って理解できたんです。一旦学び切ってしまうことも大事だなって感じましたね」
──具体的な学習方法を教えていただけますか?
「BONOを始めた8月から、毎月の目標と前月の振り返りをnote.comにまとめていました。そこまで凝ったものではないんですが、外部に宣言することで良い緊張感を持って学習できました」
──具体的にはどんな内容を書いていたんですか?
「まず毎月、何を学べたかを書いて。その後、次の月何を学びたいかという目標を。そして、具体的なタスクまで落とし込んでいきました。例えば『ゼロからサービスを作る』とか『ポートフォリオをブラッシュアップする』とか」
「振り返りの時は、できたものは○、できなかったものは×って、明らかに分かる形で記録していきました」
──それ、すごくいいですね。採用の話もすると、こういう記録って評価のポイントになりそう
「実は、このnote.comの記録もポートフォリオに入れたんです。『継続して計画を立てて勉強してます』というアピールができましたね。グラフィックデザイン学校での作品もいくつか入れました」
──具体的な学習時間を教えていただけますか?
「平日は1時間、週末は4-5時間くらいです。例えば、仕事から帰って少し休んだ後の午後3時半からは絶対にパソコンを開く、というように決めていました」
──結構な時間確保されてますね。仕事、学校、BONOの3つの両立は大変だったのでは?
「はい。そこで自分なりの学習ペースを作ることを考えました。学校が休みの時期に集中して勉強したり。特に2023年8月のBONO開始直後と、2024年2-3月のゼロからサービスを作る時期は、集中的に取り組みました」
──モチベーション維持って難しくなかったですか?
「私の場合、『腐ってやめることをしない』というのを大事にしていました。計画通りにいかないからもうやめよう、ではなくて。止まっても、もう1回歩き出せば続けていることになるなって気づいたんです」
「ある月はほとんど勉強できなかった時期もあったんですけど、1回でもBONOの動画見たら再開したことになるじゃん!って。疲れている時は休むことに集中して、気が向いたらやればいいやくらいの軽い気持ちで続けていました」
──それ、すごく大事な考え方ですよね。スタートアップ業界でよく『会社が死ぬのは資金がなくなった時じゃなくて、諦めた時』って言うんですけど、それに通じるものを感じます
「そうなんです。BONOを開いたら結局作ることになって、デザインを見ることになって。そのループが生まれるので、完全にやめちゃうことだけはしない。それを心がけていました」
──転職活動について詳しく伺えますか?
「私の場合、まず自分の軸を明確にすることからスタートしました。BONOさんの『デザイナーが自分に合う会社を見分ける方法』という動画がすごく参考になって。会社選びって、自分がこういうところで働きたいなって思っている軸と、会社が持っているものが重なるところなんだって」
──具体的にどんな軸を設定したんですか?
「まず、働き方の制約がいくつかありました。夜間学校があるので残業ができないことと、日々の課題への取り組みもある。そのため、フルタイムでの就業は難しいと判断して、業務委託という形態を探すことにしました」
「それから、先輩デザイナーが1人以上いること、自分が使ってみたいサービスを作っているか。あと、実は半年後に家族の都合で海外に行かなければいけなくて。そのため、フルリモートで続けられるかというのも重要な軸でした」
──会社はどうやって探したんですか?
「WantedlyとGoogle検索を使って、『UIデザイン 業務委託 インターン』といったキーワードで探しました。結構見つかりましたよ」
──応募はどれくらいされたんですか?
「10社応募して、面接は2社。内定をいただいたのが1社です。実際の活動期間は1ヶ月程度でした。7社から返事があったんですが、半年間しか日本で働けないという条件で断られたケースもありました」
「面白いのが、内定をいただいた会社は最初、グラフィックとWebデザインがメインの募集だったんです。でも、私の軸にほとんど当てはまっていて興味があったので、『UIUXメインでやらせていただきたいのですが』と提案させていただきました」
──すごい!募集要項に書いてないけどアタックするのは大切ですね
「はい。ポートフォリオのリンクもしっかりつけて、これくらい勉強していますというアピールもしました。実際の転職活動は2024年8-9月で、決まったのが9月下旬でしたね」
──BONOを選んだ理由を詳しく教えていただけますか?
「BONOの教え方が、私の学習スタイルにぴったり合っていたんです」とHanzoさんは語り始めました。
「具体的には、まず論理的な説明があって、『こういう理由があって、こういう風に進めます』というプロセスを示してくれる。その後で実際に手を動かして、最後に模範解答を確認する。この流れが、私が今まで英語やダンスを習得してきた時の学習プロセスと全く同じ構造だったんです」
──実際の学習ではどんな発見がありましたか?
「面白いのが、BONOの教材って『必要なことしか言わない』んです。しかも、その知識は『多分1回しかその時しか言わない』。次の項目でもその知識を使うことが暗黙の前提になっているんです」
「最初は戸惑いましたが、これが『自分で調べる癖』につながりました。疑問点があれば、過去の教材を見返したり、チャットで質問したり。結果的に、必要な情報は全部BONO内で見つかるんです」
「私はずっとメモを取っていて、それを自習がわりに振り返っていました。『あ、こういうやり方だったな』と思い出せる。1回学んだことを何回もなぞることが、理解を深める上ですごく大事でしたね」
──サービス制作の課題は、かなり大変だったと伺いました
「そうですね。1人でやっていたら本当に大変でした。でも、この課題で初めて本格的なフィードバックをいただけたんです」
「最初は『結構うまくできたんじゃない?』と思っていたんですが、カイクンさんから具体的なフィードバックをたくさんいただいて。そこで気づいたのが、自分が客観的な視点を完全に失っていたということ。このフィードバックを通じて、『この人は本当にUIUXの真髄を教えてくださっているんだ』と実感できました」
──真髄!笑 もっと頑張ります。ちなみにそのフィードバックで、特に印象に残っていることはありますか?
「実は、このサービス制作課題って、完璧にできることが目的じゃないんだそうです。『できなくても良くて、ただユーザー目線での理解がUXにつながればいい』というのが本質なんです」
「ただし、この経験は本当に大事で。現場ではこういった規模のプロジェクトをほとんどやらないんですが、この理解を初期に入れておかないと、後で『路頭に迷う』ことになるそうです。その意味で、本当に貴重な学びでした」
──専門学校での経験と比較して、BONOの特徴を感じる部分はありましたか?
「はい、特に『一貫性』という点で大きな違いがありました」
「学校の場合、教える人によってレベル感が全然違うんです。例えば、美大卒の先生が急にやめてしまって、新人の先生が教えることになったり。中には卒業生をそのまま講師にするケースもあるそうです。その結果、先生によって言っていることが違ったり...」
「その点、BONOは一貫性のあるカリキュラムで、同じ人が一貫して教えてくれる。これが本当に大きいです。スキルを身につけるという意味で、教える側の一貫性って本当に大事なんです」
──最後に、今後の目標を教えてください!
「世界中どこでも働けるデザイナーになりたいです。これから海外に行く機会もあるので。そのために、BONOで身につけた『調べる力』と『自走力』をさらに磨いていきたいと思います。諦めずにコツコツ頑張っていきます!」
「本当に、自分を信じて頑張れば転職できるということを、私は身をもって知りました。諦めずに頑張ってほしいです。ポートフォリオを作るところまでやれば、絶対大丈夫です!」
「特に日本のUIUXデザイナー市場は、今とても恵まれています」
ここで、現在の市場状況についての興味深い話を伺うことができました。北米では大手テック企業のレイオフにより、経験者でも職を探している状況。対照的に、日本ではDXの波で需要が伸び続けており、特に東京圏では経験を積める機会が豊富にあるそうです。
「だからこそ、今からスタートして、しっかり経験を積んでいけば、将来的な選択肢はどんどん広がっていくはずです」
いかがでしたか?Hanzoさんの1年半の道のりから、未経験からの転職を成功させるためのいくつかの重要なポイントが見えてきました:
完璧を目指すのではなく、自分のペースを守りながら着実に前進する。そして、自分の制約を逆に強みに変えていく。そんなHanzoさんの姿勢が、未経験からの転職を実現させたのだと感じました。
これから未経験転職を目指す方も、ぜひ自分らしい方法で一歩を踏み出してみてください!
こんにちは!
今回は、未経験からUIUXデザイナーに転職されたHanzoさんのお話を、できるだけ詳しくお伝えしていきます。
これからデザイナー転職を考えている方に、具体的なイメージを持っていただければと思います
※動画でよりインタビューの詳細を話しています。動画はBONOメンバー限定です。
──まずは、これまでの経歴を教えていただけますか?
「はい。大学卒業後、国家公務員として経理の仕事をしていました。ただ、1年ほど働いた後に体調を崩してしまって。そこで一度退職し、その後、学生時代にバイトしていた大手コーヒーチェーンに戻って、バリスタとして働いていました」
──その頃からデザインには興味があったんですか?
「実は大学の就活の時から、デザイナーっていいなって思っていたんです。でも、その時は行動に移せなくて...。でも、カフェでバリスタをしている時に、大きなきっかけがありました」
──どんなきっかけだったんですか?
「お店でポップを書く担当になって、サステナビリティに関する情報発信をする機会があったんです。例えば『カップの再利用ができます』とか、『こんなエコ活動ができます』といった内容を、3回くらいに分けて発信しました」
「そのポップを見てお客様の行動が変わっていくのを目の当たりにして。『デザインって、課題解決の手段なんだな』って強く実感したんです」
「それと並行して、実はちょっとWebライターの仕事もかじっていたんです。そこで『いくら良い文章を書いても、デザインが良くないと見てもらえない』ということも実感して。それなら私、デザインの方をやりたいな、って思ったのがきっかけです」
──バリスタのお仕事はお好きだったんですか?
「すごく好きでした!でも、正直なところ体力勝負な部分があって。これを長く続けていくのは難しいかなって思うところもありました」
──それで、デザインの勉強を始めたんですか?
「はい。まずは2023年4月にグラフィックデザインの夜間専門学校に入学しました。グラフィックもWebデザインも学べる学校を探したんです。ただ、Webの授業は2年生からのカリキュラムだったので」
「朝はカフェで働いて、夜は学校に通う生活が始まりました。当時は、デザインの基礎であるグラフィックと、今主流のWebができたらいいなって程度でした」
──その時点では、まだUIUXデザインには触れていなかったのですか?
「全然知りませんでした。でも、クラスメイトの中に既にデザイナーとして働いている方がいて。その方に『今はFigmaが主流だから』『UIUXの需要があるから勉強した方がいい』とアドバイスをもらって」
「ちょうど私もWebの勉強をもっと早くしたいと思っていた時期で。その方からBONOのことも教えていただいて、まずはYouTubeの無料コンテンツを見てみることにしました。」
──UIUXデザインを知って、どう感じましたか?
「二つありますね。まず『デザインが動くのが面白い!』と思って。カフェでバイトしていた時も、ユーザー体験を作るという実践版をやっていた感じだったので、それをインターフェースを通じてやれるのが魅力的でした」
「もう一つ大きかったのが、論理的にデザインができるという点。私、大学時代にディベート部だったこともあって、何でも作っていいよ!というより、『こういう理由だから、こう作る』というプロセスの方が自分に合っているなって」
──BONOの学習はどんな感じでしたか?
「もうガチガチにロードマップを一通りやりました(笑)特に面白かったのが、ナビゲーションの部分です。ナビゲーションを理解して、それからOOUIも理解すると、『あ、こういう構造になってるんだ!』って初めてUIデザインに対して腑に落ちたんです。」
「あとは、ゼロからサービスのヒアリングをしてプロトタイプを作ってみるという経験。UXとUIが初めて組み合わさったところを体験できて、それもすごく面白かったですね」
「ただ、最初は情報設計の部分が少し難しく感じました。でも、ロードマップを一通りやって、ポートフォリオを作る段階で振り返ってみたら、『あ、そういうことね』って理解できたんです。一旦学び切ってしまうことも大事だなって感じましたね」
──具体的な学習方法を教えていただけますか?
「BONOを始めた8月から、毎月の目標と前月の振り返りをnote.comにまとめていました。そこまで凝ったものではないんですが、外部に宣言することで良い緊張感を持って学習できました」
──具体的にはどんな内容を書いていたんですか?
「まず毎月、何を学べたかを書いて。その後、次の月何を学びたいかという目標を。そして、具体的なタスクまで落とし込んでいきました。例えば『ゼロからサービスを作る』とか『ポートフォリオをブラッシュアップする』とか」
「振り返りの時は、できたものは○、できなかったものは×って、明らかに分かる形で記録していきました」
──それ、すごくいいですね。採用の話もすると、こういう記録って評価のポイントになりそう
「実は、このnote.comの記録もポートフォリオに入れたんです。『継続して計画を立てて勉強してます』というアピールができましたね。グラフィックデザイン学校での作品もいくつか入れました」
──具体的な学習時間を教えていただけますか?
「平日は1時間、週末は4-5時間くらいです。例えば、仕事から帰って少し休んだ後の午後3時半からは絶対にパソコンを開く、というように決めていました」
──結構な時間確保されてますね。仕事、学校、BONOの3つの両立は大変だったのでは?
「はい。そこで自分なりの学習ペースを作ることを考えました。学校が休みの時期に集中して勉強したり。特に2023年8月のBONO開始直後と、2024年2-3月のゼロからサービスを作る時期は、集中的に取り組みました」
──モチベーション維持って難しくなかったですか?
「私の場合、『腐ってやめることをしない』というのを大事にしていました。計画通りにいかないからもうやめよう、ではなくて。止まっても、もう1回歩き出せば続けていることになるなって気づいたんです」
「ある月はほとんど勉強できなかった時期もあったんですけど、1回でもBONOの動画見たら再開したことになるじゃん!って。疲れている時は休むことに集中して、気が向いたらやればいいやくらいの軽い気持ちで続けていました」
──それ、すごく大事な考え方ですよね。スタートアップ業界でよく『会社が死ぬのは資金がなくなった時じゃなくて、諦めた時』って言うんですけど、それに通じるものを感じます
「そうなんです。BONOを開いたら結局作ることになって、デザインを見ることになって。そのループが生まれるので、完全にやめちゃうことだけはしない。それを心がけていました」
──転職活動について詳しく伺えますか?
「私の場合、まず自分の軸を明確にすることからスタートしました。BONOさんの『デザイナーが自分に合う会社を見分ける方法』という動画がすごく参考になって。会社選びって、自分がこういうところで働きたいなって思っている軸と、会社が持っているものが重なるところなんだって」
──具体的にどんな軸を設定したんですか?
「まず、働き方の制約がいくつかありました。夜間学校があるので残業ができないことと、日々の課題への取り組みもある。そのため、フルタイムでの就業は難しいと判断して、業務委託という形態を探すことにしました」
「それから、先輩デザイナーが1人以上いること、自分が使ってみたいサービスを作っているか。あと、実は半年後に家族の都合で海外に行かなければいけなくて。そのため、フルリモートで続けられるかというのも重要な軸でした」
──会社はどうやって探したんですか?
「WantedlyとGoogle検索を使って、『UIデザイン 業務委託 インターン』といったキーワードで探しました。結構見つかりましたよ」
──応募はどれくらいされたんですか?
「10社応募して、面接は2社。内定をいただいたのが1社です。実際の活動期間は1ヶ月程度でした。7社から返事があったんですが、半年間しか日本で働けないという条件で断られたケースもありました」
「面白いのが、内定をいただいた会社は最初、グラフィックとWebデザインがメインの募集だったんです。でも、私の軸にほとんど当てはまっていて興味があったので、『UIUXメインでやらせていただきたいのですが』と提案させていただきました」
──すごい!募集要項に書いてないけどアタックするのは大切ですね
「はい。ポートフォリオのリンクもしっかりつけて、これくらい勉強していますというアピールもしました。実際の転職活動は2024年8-9月で、決まったのが9月下旬でしたね」
──BONOを選んだ理由を詳しく教えていただけますか?
「BONOの教え方が、私の学習スタイルにぴったり合っていたんです」とHanzoさんは語り始めました。
「具体的には、まず論理的な説明があって、『こういう理由があって、こういう風に進めます』というプロセスを示してくれる。その後で実際に手を動かして、最後に模範解答を確認する。この流れが、私が今まで英語やダンスを習得してきた時の学習プロセスと全く同じ構造だったんです」
──実際の学習ではどんな発見がありましたか?
「面白いのが、BONOの教材って『必要なことしか言わない』んです。しかも、その知識は『多分1回しかその時しか言わない』。次の項目でもその知識を使うことが暗黙の前提になっているんです」
「最初は戸惑いましたが、これが『自分で調べる癖』につながりました。疑問点があれば、過去の教材を見返したり、チャットで質問したり。結果的に、必要な情報は全部BONO内で見つかるんです」
「私はずっとメモを取っていて、それを自習がわりに振り返っていました。『あ、こういうやり方だったな』と思い出せる。1回学んだことを何回もなぞることが、理解を深める上ですごく大事でしたね」
──サービス制作の課題は、かなり大変だったと伺いました
「そうですね。1人でやっていたら本当に大変でした。でも、この課題で初めて本格的なフィードバックをいただけたんです」
「最初は『結構うまくできたんじゃない?』と思っていたんですが、カイクンさんから具体的なフィードバックをたくさんいただいて。そこで気づいたのが、自分が客観的な視点を完全に失っていたということ。このフィードバックを通じて、『この人は本当にUIUXの真髄を教えてくださっているんだ』と実感できました」
──真髄!笑 もっと頑張ります。ちなみにそのフィードバックで、特に印象に残っていることはありますか?
「実は、このサービス制作課題って、完璧にできることが目的じゃないんだそうです。『できなくても良くて、ただユーザー目線での理解がUXにつながればいい』というのが本質なんです」
「ただし、この経験は本当に大事で。現場ではこういった規模のプロジェクトをほとんどやらないんですが、この理解を初期に入れておかないと、後で『路頭に迷う』ことになるそうです。その意味で、本当に貴重な学びでした」
──専門学校での経験と比較して、BONOの特徴を感じる部分はありましたか?
「はい、特に『一貫性』という点で大きな違いがありました」
「学校の場合、教える人によってレベル感が全然違うんです。例えば、美大卒の先生が急にやめてしまって、新人の先生が教えることになったり。中には卒業生をそのまま講師にするケースもあるそうです。その結果、先生によって言っていることが違ったり...」
「その点、BONOは一貫性のあるカリキュラムで、同じ人が一貫して教えてくれる。これが本当に大きいです。スキルを身につけるという意味で、教える側の一貫性って本当に大事なんです」
──最後に、今後の目標を教えてください!
「世界中どこでも働けるデザイナーになりたいです。これから海外に行く機会もあるので。そのために、BONOで身につけた『調べる力』と『自走力』をさらに磨いていきたいと思います。諦めずにコツコツ頑張っていきます!」
「本当に、自分を信じて頑張れば転職できるということを、私は身をもって知りました。諦めずに頑張ってほしいです。ポートフォリオを作るところまでやれば、絶対大丈夫です!」
「特に日本のUIUXデザイナー市場は、今とても恵まれています」
ここで、現在の市場状況についての興味深い話を伺うことができました。北米では大手テック企業のレイオフにより、経験者でも職を探している状況。対照的に、日本ではDXの波で需要が伸び続けており、特に東京圏では経験を積める機会が豊富にあるそうです。
「だからこそ、今からスタートして、しっかり経験を積んでいけば、将来的な選択肢はどんどん広がっていくはずです」
いかがでしたか?Hanzoさんの1年半の道のりから、未経験からの転職を成功させるためのいくつかの重要なポイントが見えてきました:
完璧を目指すのではなく、自分のペースを守りながら着実に前進する。そして、自分の制約を逆に強みに変えていく。そんなHanzoさんの姿勢が、未経験からの転職を実現させたのだと感じました。
これから未経験転職を目指す方も、ぜひ自分らしい方法で一歩を踏み出してみてください!
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